歩ぞろいの手駒たち

手持ちの資源で日々やっていく。将棋ウォーズは初段。目指せアマ二段!

【将棋x猫】女流猫棋士を目指す弟子の子猫に級位を与えてみた

我が家には1歳になったばかりの子猫(♀)がいる。将棋番組を観るのが好きで、正座もできる地頭のいい子猫だ。その子猫を女流猫棋士としてデビューさせるべく、日々試行錯誤している。

kurakuen.hatenablog.com

その子猫に級位を与えることにしたのだった。

* * * * *

お前は将棋の特訓、そうは言ってもまだ正座の練習だけだが今までよく頑張った。今日はそんな弟子のお前に級位を与えよう。

アマ222級だ。にゃん・にゃん・にゃんという鳴き声をイメージした素晴らしい級位だ。ちなみに2月22日は猫の日だ。

なに?気に入らない? そうか、気に入らないのか。え、級が低すぎるだって? ではお前はアマ何級だと自分で思っているのか。あっ? アマ22級だと!? にゃん・にゃん・にゃんではなくて、にゃん・にゃんというわけか、将棋をなめるんじゃない。22級ということは、師匠である私(将棋ウォーズ1級)と21級差じゃないか。このまま私が将棋ウォーズ1級のまま低迷するということは考えにくいが、実際1年近く低迷しているわけで、いやあくまで仮にあと1年低迷し続けて、そのうちお前が力をつけてきて万一2級とか3級にでもなったりしたら師匠として面目が立たないじゃないか。いずれにしても22級というのはお前には早すぎだ。

じゃあせめて100級ぐらいからスタートさせてほしいだと? それも甘いぞ。お前は確かに正座の特訓に耐えた。しかし私は知っているんだぞ。お前が私の布団の上で正座の練習をするふりをして、実はおまえの尻を私の布団に擦り付けていることをな。師匠に言いたいことがあったら直接言うことだ。ともかくも222級からのスタートだ。

f:id:kurakuen:20170905234326j:plain

いじけるんじゃない! まあ今日はゆっくり休みなさい。明日からまた将棋の特訓だ。

* * * * *

【将棋 x 禁酒】初段への最後の秘策として放った禁酒作戦は失敗、8月の日々ほぼ飲んだ

 初段への最後の秘策として放った禁酒作戦が懐かしい。

kurakuen.hatenablog.com

8月は日々飲んでしまったのである。そして9月に入った日、ある本を読んだ。今は亡き米長邦雄 永世棋聖の「われ敗れたり」である。

(略)こうした究極のアナログ性が、プロ棋士が将棋を指すということの本質であると私は考えていました。そういうことから、私は詰将棋に加えて、体調を整えていくことにも取り組み始めました。まず73キロある体重を対局本番の1月14日には68キロまで落とす。それくらい落とさないと、負けると思いました。生身の人間が戦う以上、体調、体力を万全に整えておくことは非常に大切です。また同じ考えから、酒も断ちました。私は酒が好きで、365日ではなく366日飲んでいるといわれる人間ですが、対局が終わるまでは一滴も飲まないと心に決めたのです。

これは、米長がコンピュータ将棋と対局することが決まったとき、勝つための対策として、詰将棋を解くことと、体調を整えるために断酒することを決めたときの一節だ。永世棋聖にして、将棋を勝つための対策としては詰将棋をすることと体調を整えることなのだ。将棋が強くなるためには、わたしもそのような地味な対策を一つ一つ着実に実行していくしかないのだ。

そして今日、夜の五反田の強力な万有引力に引き込まれそうになりつつも、お酒は一滴も口にしなかったのだった。

【将棋ウォーズ】湯王戦第四局破れ、第五局に勝利、初代湯王に

ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。ただでさえ将棋1級に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは(ビールを飲む前の)風呂上りである。そんな状態のときに1局、将棋ウォーズをやることにした。「湯王戦」と名付け、将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝ち。なんという暇人の崇高な趣味。
第四局に初段に破れ、第五局に初段に勝利。4勝1敗で初代湯王に輝いた。
第五局は時間切れ勝ち。なんと自分も残り0秒だった。気合が時間の神様をも味方に付けた形だった。第五局の終了図はこちら(時間切れ勝ちなので相手玉は詰んではいない)。

f:id:kurakuen:20170903084350p:plain

湯王戦まとめ

対戦日 対戦場所 対戦相手 勝敗
1 2017/8/14 自宅特別対局室 1級
2 2017/8/17 お風呂の王様(大井町店) 初段
3 2017/8/21 自宅特別対局室 初段
4 2017/8/27 自宅特別対局室 初段 ×
5 2017/9/2 自宅リビングソファー 初段

湯王戦をやってみて分かったことは、やはり気合を入れてやると勝率がいい、ということだった。いつもは平均的に負け越しているので、4勝1敗というのは明らかに湯王戦効果だ。また頃合いをみて第二回湯王戦を開催したい。なんという暇人な、いや、崇高な趣味だろう。

今日のNHK杯

さて、今日はNHK杯テレビ将棋トーナメント(2回戦・第5局)で注目のカードがある。「森内俊之九段 vs 藤井聡太四段」だ。プロデビューから怒涛の29連勝、中学生棋士藤井聡太四段が森内俊之九段と戦う。生放送で延長あり、というのもアツい。弟子の子猫と一緒にみるとしよう。

【将棋x猫】我が家の猫を女流猫棋士としてデビューさせられないか思案中 - 歩ぞろいの手駒たち

【将棋ウォーズ】「湯王戦」第三局、弟子の子猫は目玉焼きに夢中

ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。ただでさえ将棋1級に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは(ビールを飲む前の)風呂上りである。そんなわけで風呂上り(かつ、ノンアルコール状態のとき)に1局、将棋ウォーズをやることにした。「湯王戦」と名付け、将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝ち。なんという暇人の崇高な趣味。

さあ、連勝で迎えた「湯王戦」第三局は、初段との対戦。我が家の「特別対局室」である。「湯王戦」をたたかうときは「ゆ お う せ ん」と口に出してから戦うようにしている。一度声を出すことによって「あ、やっぱり今のは練習」とかいう言い訳をできなくするためだが、やはり冷静にみると少し恥ずかしい思いもある。結果は、、なんと勝利!!! 棒銀ががっつりとハマり、3連勝である。こうしてみると「湯王戦」だけたたかっていればあっという間に初段になれてしまうのではないだろうか、という勢いだ。ついに初代湯王(笑)に文字通り王手をかけた。次もがんばろう。

ところで、わたしの最初の将棋弟子である我が家の子猫は、すっかり将棋に興味をなくし、もっぱら食べ物の夢中である。最近は油の音がバチバチいうフライパンの音が好きで料理のときに台所に寄って来る。

f:id:kurakuen:20170827175008j:plain

 

あ、「湯王戦」第三局の終局図も添えよう。気持ちのいい勝ち方だった。

f:id:kurakuen:20170827154349p:plain

 

【将棋ウォーズ】ひとり棋戦「湯王戦」第二局は「おふろの王様(大井町店)」で対局、初段に勝利

ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。起き抜けにやる将棋ウォーズ、もしくは寝入り直前にやる将棋ウォーズの戦績も良くない。ただでさえ将棋1級に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは(ビールを飲む前の)風呂上りである。そんなわけで風呂上り(かつ、ノンアルコール状態のとき)に1局、将棋ウォーズをやることにした。せっかくなので名前を付けて「湯王戦」とした。将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝利となる。なんという暇人の崇高な趣味。

 

f:id:kurakuen:20170821141852j:plain

第一局は自宅の「特別対局室」と自分だけが呼んでいる部屋でやり、1級を相手に勝利をおさめた。せっかくなので第二局は「おふろの王様(大井町店)」に遠征。

広い露天風呂と首都圏最大級の岩盤温熱「王蒸房」や2種類のサウナ、高濃度炭酸泉、絹の湯(超微細の泡がつくりだす真っ白で柔らかなお湯)など、男11種類、女13種類のお風呂を用意しています。その他、フルサービスのお食事処(十割蕎麦と新鮮な刺身等が自慢の和食中心のメニュー)やボディケア・あかすり等のサービスを提供します。
深夜滞在可能となりました。

(おふろの王様サイトより 大井町店の紹介)

 一通りの(男湯の)お風呂を堪能。中でも気に入ったのが「寝ころび湯」というお湯の「敷布団」に寝ころぶというエリア。5~6レーンしかなく順番待ちして寝ころんだが、このあと「湯王戦」が控えているにもかかわらず(笑)、リラックスできた。

 

そんなわけで風呂上りにはいよいよ「湯王戦」第二局。「おふろの王様(大井町店)」の「お休み処」でスマホアプリの将棋ウォーズを起動。対戦相手は、、、初段。やや強めに設定しているので格上と当たることが多い。私の後手で、相手の四間飛車に対し、私は4六銀左急戦で対抗。結果は、勝利!! 持ち時間が残りわずか9秒という危うさ。「湯王戦」の緊張感がなければ負けていたのではないかと思われる。1局目に続いてよもやの連勝。

f:id:kurakuen:20170821142724p:plain

この調子で精進していきたい。

 

【将棋x猫】我が家の猫を女流猫棋士としてデビューさせられないか思案中

我が家には生後1年に満たない子猫がいる。その子猫はテレビの将棋番組を見るのが好きで、棋士が扇子を激しく振るのをガン見している。

自分の実力が将棋ウォーズ1級のまま低迷しているので、この猫を女流猫棋士として育てられないか思案(夢想)している。生後半年で部屋のドアの開け方をマスターしてしまう猫のことだ、地頭はいいはずだ。

   * * *

将棋は礼に始まり礼に終わる。猫のお前に将棋の定跡を教えるのはまだ早い(お前には言えないが、将棋ウォーズの棋力レーダーチャートの戦術力は1.5という低スコアだ。師であるわたしもまだ勉強中ということだ)。まずは対局時の基本、正座を教えよう。自分流でもいいのでまぁまずはやってみなさい。

f:id:kurakuen:20170817125403j:plain

 あ、いきなり出来たじゃないか。お茶まで横に置きやがって。もう正座についてお前に教えることは何もない。あえてアドバイスを1つすれば、対局中は頭を使うから、飲み物はお茶ではなく、糖分の入った紅茶やジュースのほうがいいぞ。

   * * *

というようなことを夢想をしていたのだが、将棋盤に駒が並んでいるのをみると真っ先に駒をぐちゃぐちゃにする様子を見て、これは到底無理だと思ったのだった(当たり前か…)。

早く自分が初段になろう。

kurakuen.hatenablog.com

 

【将棋ウォーズ】禁酒への道は遠い、しかしノンアルコール状態での「湯王戦」で勝負

ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績が良くないので、禁酒を試みたが、1日達成しただけでその後は飲んでしまっている。先週平日の夜も五反田の「とめ手羽」という店で手羽先をつまみに一杯やってきてしまった。ビールと手羽先のマリアージュ最高!(禁酒への道は遥か彼方…)

f:id:kurakuen:20170815115206j:plain

手羽先の美味しい食べ方にも「定跡」があるらしい。定跡の勉強から遠ざかっている身としては耳が痛い。

f:id:kurakuen:20170815115345j:plain

それにしても、序盤は「構え」「折る」「摘む」「剥がす」という丁寧な流れだが、その後は「ひとくちで一気にガブっと食べるだけ」というアバウトさがいい。最初から「ひとくちで一気にガブっと食べ」てはいけないのだろうか。

さて、ビールを飲みながら将棋ウォーズをしても戦いが雑になるだけなので、ノンアルコール状態で対局する機会を設けてみた。せっかくなら頭脳が一番切れる時間帯に対局したい。頭脳が一番切れる時間帯はいつか。それは風呂上りだ。というわけで風呂上りに将棋ウォーズで一局交えることにした。湯上りの棋戦、「湯王戦」と名付けた。(自分が)将棋ウォーズと7局戦い、先に4勝したほうが勝利というルールだ。

昨夜さっそく戦ってみました。

〇 2017/8/14 勝利 相手1級 @特別対局室(自宅)

幸先良く勝った。この調子で第一回棋戦を制したい。

 

そしてこの夏、将棋ウォーズ初段を手に入れたい。究極の目標は将棋ウォーズ四段である。いつになることやら。しかし「ちょっと散歩してくる気分で富士山に登った人はいない」というし、高い目標を掲げて地道に進んでいこう。

 

「だめかもしれないなぁ」なんて打った球が、ホームランになるはずはない。ぼくらは確率に合わせて生きるのではなくて、生きることそのものを、生きているのである。

---糸井重里『今日のダーリン』