【将棋ウォーズ】苦節11カ月、ようやく初段昇段!
【将棋ウォーズ】第二回湯王戦第1局は敗戦、角の横に銀を打たれると弱い
上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん(メス)に名前がついた。「シャンシャン(香香)」だそうだ。将棋の駒名が名前に繰り返されていて、将棋ファンには特に嬉しい命名となった。すくすくと育ってほしいものである。ところで、ここで問題。過去に、将棋の駒名が名前に繰り返されたパンダの赤ちゃんはいただろうか。答えは「いた」。ホアンホアン(歓歓)の旦那のフェイフェイ(飛飛)である。強力な駒の名前が付いたからかどうかは知らないが、この夫婦は3匹の赤ちゃんパンダを授かった。初めて生まれたチュチュ(初初)は不幸にも生後2か月で死んでしまったが、その後、トントン(童童)、ユウユウ(悠悠)に恵まれた。
おっと、このブログはパンダブログではないので、将棋の話を。
初代王者に輝いた「湯王戦」だが、しばらく間をおいて第二回を始めている。「湯王戦」とはなにか。ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。ただでさえ将棋1級に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは風呂上りである。そんな状態のときに1局、将棋ウォーズをやることにした。「湯王戦」と名付け、将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝ち。なんという暇人の崇高な趣味。
第二回第一局は9月16日(土曜)、自宅の特別対局室での一戦。序盤で一気に形勢悪化した。角の横腹に銀を打たれたのである。
ここに至るまでの経緯はこうだ。自分の守りの銀を相手の攻めの銀と交換されたというあまり良くない状況。そして相手は△9五歩とついてきた。
普通に▲同歩。その後、△9七歩打ち。われらが棋譜解析の先生「ぴよ将棋」によれば、この後手の△9七歩打ちは疑問手である。ここで先手(私)が▲同香と応じてしまったために形勢がわるくなったのだ。じゃあどうすればよかったのか。それは▲同角と応じればよかったのだ。以下、△9五香と来られても▲5三角成といけて、△9九香成となるだろうが、▲7七桂と逃げておけば問題ない。
相手香のいる9筋にわざわざ自分の角を持っていくのは無意識的に避けていたのかもしれない。まぁこうして1つずつ学習していくしかないのだろう。定跡も勉強しながら、できればこの秋に将棋ウォーズ初段を取りたい。
【将棋ウォーズ】ふと通算成績をみたら3886試合を戦っていた、まるまる2カ月間を将棋ウォーズに捧げた計算だ
将棋ウォーズで通算成績をふと見たら3886試合を戦っていた。1748勝1938敗である。これまでどのくらいの時間を将棋ウォーズに費やしただろうか。10分切れ負けモードで対戦しているので相手と合わせて所要時間が1局15分程度だったとしても、3886 x 15分 = 58290分 = 971.5時間 = 40.5日だ。えっ! 40日あまりも将棋ウォーズで対戦しているのか。もし8時間睡眠時間をとるとしたら、60日、つまり2カ月間も将棋ウォーズをやり続けている計算になる。よくこれだけ飽きずに続けられたものだ。
ところで、誰もが一度は、もし自分にありあまるお金があったらどうするだろうか、と考えたことがあるだろう。いわゆる「もし大富豪だったら」だ。高級レストランと見紛うダイニング、これでもかと広いリビングルーム、3つあるベッドルーム、図書館のように蔵書が多くある書斎。プール付きの庭。そしてお手伝いさん、いや、専属の秘書やシェフが常駐しているシーンを想像してしまう。ただ、もしそんな環境に身を置けるような状況になったら、毎日専属のシェフが高級レストランのようなコース料理を作ってくれても、意外にすぐに飽きてしまうのではないだろうか。
その点、将棋(ならびに将棋ウォーズ)はすごい。2カ月間もぶっ通しでやり続けているのに飽きないのだ。このブログを書いている先から将棋ウォーズがやりたくなってくる。この先、もし何かの間違いで大富豪になってもだ、高級レストランと見紛うダイニングで枝豆をつまみながらビールを飲み、3つあるベッドルームのひとつでベッドに寝ころびながら将棋ウォーズをやるのだろう。
せめてそのころには初段になっていたいものだ。
【将棋x猫】女流猫棋士を目指す弟子の子猫に名前を付けた
我が家には1歳になったばかりの子猫(♀)がいる。将棋番組を観るのが好きで、正座もできる地頭のいい子猫だ。その子猫を女流猫棋士としてデビューさせるべく、日々試行錯誤している。
将棋の特訓をしているのだが、正座を覚えるところで飽きてしまい、最近は将棋番組を観なくなった。あの、NHK杯テレビ将棋トーナメントの注目カード「森内俊之九段 vs 藤井聡太四段」の生放送中さえも、子猫は心あらずだった。最近はもっぱら大自然を映したテレビ番組に夢中だ。
子猫が将棋に興味を失いかけているのは、名前を与えていないからかもしれない。もちろん猫としての名前はもらっているのだが、将棋をするときの名前、棋士名がない。そんなわけで、子猫に名前を付けてみることにした。
そして決まった。
「ニャフ」
である。あえて漢字で書けば
「二夜歩」
である。きっと弟子の子猫も気に入ってくれるだろう。
とおもったがよく見ると、反則負けの「二歩」を想起させてしまう名前だ。「五反田を二夜連続で飲み歩く」ことも想起してしまう名前だ。いいのだろうか。まぁいいだろう。
ニャフ、明日からまた将棋の特訓だ。
【将棋x猫】女流猫棋士を目指す弟子の子猫に級位を与えてみた
我が家には1歳になったばかりの子猫(♀)がいる。将棋番組を観るのが好きで、正座もできる地頭のいい子猫だ。その子猫を女流猫棋士としてデビューさせるべく、日々試行錯誤している。
その子猫に級位を与えることにしたのだった。
* * * * *
お前は将棋の特訓、そうは言ってもまだ正座の練習だけだが今までよく頑張った。今日はそんな弟子のお前に級位を与えよう。
アマ222級だ。にゃん・にゃん・にゃんという鳴き声をイメージした素晴らしい級位だ。ちなみに2月22日は猫の日だ。
なに?気に入らない? そうか、気に入らないのか。え、級が低すぎるだって? ではお前はアマ何級だと自分で思っているのか。あっ? アマ22級だと!? にゃん・にゃん・にゃんではなくて、にゃん・にゃんというわけか、将棋をなめるんじゃない。22級ということは、師匠である私(将棋ウォーズ1級)と21級差じゃないか。このまま私が将棋ウォーズ1級のまま低迷するということは考えにくいが、実際1年近く低迷しているわけで、いやあくまで仮にあと1年低迷し続けて、そのうちお前が力をつけてきて万一2級とか3級にでもなったりしたら師匠として面目が立たないじゃないか。いずれにしても22級というのはお前には早すぎだ。
じゃあせめて100級ぐらいからスタートさせてほしいだと? それも甘いぞ。お前は確かに正座の特訓に耐えた。しかし私は知っているんだぞ。お前が私の布団の上で正座の練習をするふりをして、実はおまえの尻を私の布団に擦り付けていることをな。師匠に言いたいことがあったら直接言うことだ。ともかくも222級からのスタートだ。
いじけるんじゃない! まあ今日はゆっくり休みなさい。明日からまた将棋の特訓だ。
* * * * *
【将棋 x 禁酒】初段への最後の秘策として放った禁酒作戦は失敗、8月の日々ほぼ飲んだ
初段への最後の秘策として放った禁酒作戦が懐かしい。
8月は日々飲んでしまったのである。そして9月に入った日、ある本を読んだ。今は亡き米長邦雄 永世棋聖の「われ敗れたり」である。
(略)こうした究極のアナログ性が、プロ棋士が将棋を指すということの本質であると私は考えていました。そういうことから、私は詰将棋に加えて、体調を整えていくことにも取り組み始めました。まず73キロある体重を対局本番の1月14日には68キロまで落とす。それくらい落とさないと、負けると思いました。生身の人間が戦う以上、体調、体力を万全に整えておくことは非常に大切です。また同じ考えから、酒も断ちました。私は酒が好きで、365日ではなく366日飲んでいるといわれる人間ですが、対局が終わるまでは一滴も飲まないと心に決めたのです。
これは、米長がコンピュータ将棋と対局することが決まったとき、勝つための対策として、詰将棋を解くことと、体調を整えるために断酒することを決めたときの一節だ。永世棋聖にして、将棋を勝つための対策としては詰将棋をすることと体調を整えることなのだ。将棋が強くなるためには、わたしもそのような地味な対策を一つ一つ着実に実行していくしかないのだ。
そして今日、夜の五反田の強力な万有引力に引き込まれそうになりつつも、お酒は一滴も口にしなかったのだった。
【将棋ウォーズ】湯王戦第四局破れ、第五局に勝利、初代湯王に
ビールを飲みながら、あるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。ただでさえ将棋1級に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは(ビールを飲む前の)風呂上りである。そんな状態のときに1局、将棋ウォーズをやることにした。「湯王戦」と名付け、将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝ち。なんという暇人の崇高な趣味。
第四局に初段に破れ、第五局に初段に勝利。4勝1敗で初代湯王に輝いた。
第五局は時間切れ勝ち。なんと自分も残り0秒だった。気合が時間の神様をも味方に付けた形だった。第五局の終了図はこちら(時間切れ勝ちなので相手玉は詰んではいない)。
湯王戦まとめ
回 | 対戦日 | 対戦場所 | 対戦相手 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|
1 | 2017/8/14 | 自宅特別対局室 | 1級 | 〇 |
2 | 2017/8/17 | お風呂の王様(大井町店) | 初段 | 〇 |
3 | 2017/8/21 | 自宅特別対局室 | 初段 | 〇 |
4 | 2017/8/27 | 自宅特別対局室 | 初段 | × |
5 | 2017/9/2 | 自宅リビングソファー | 初段 | 〇 |
湯王戦をやってみて分かったことは、やはり気合を入れてやると勝率がいい、ということだった。いつもは平均的に負け越しているので、4勝1敗というのは明らかに湯王戦効果だ。また頃合いをみて第二回湯王戦を開催したい。なんという暇人な、いや、崇高な趣味だろう。