【将棋x読書】困難な結婚(内田樹)
困難な結婚(内田樹)を読んだ。印象に残った部分。
武道では、「敵が襲ってきて、自分の心身の自由を損ない、可動域を制約する」という形で初期条件を設定します。
これがとりあえず私たちに与えられた「どうしていいか分からない状況」です。
相手が切ってくる、突いてくる、つかんでくる、そういう状況でも、私たちにはかなりの運動の自由が残されており、動きの選択肢が残されています。
それが「まだ残された価値あるもの」です。
それが残されたことにまず感謝し、それを最大限に活用して、その場から新しいものを作り上げてゆく。
それが武道的な動きということです。
将棋にもそのまま当てはまるな、と感じた。