歩ぞろいの手駒たち

手持ちの資源で日々やっていく。将棋ウォーズは初段。目指せアマ二段!

【将棋xランチ】築地場内でラーメン食べるならここ「ふぢの」

2016年11月には築地市場豊洲へ移転する。豊洲に移転してしまったらもうあまり行く機会もなさそうだし、場内の店には今のうちに行っておこうと思っている。

築地といえば当然寿司ということになりがちだが、この日は中華狙い。場内1号館にある「ふぢの」へ。「ふぢの」の「ぢ」の字が「じ」ではないのは、大名古屋ビルヂング以来の衝撃だ。「ふぢの」は1935年、つまりは昭和10年創業ということなので築地市場と同じぐらいの歴史がある。
場内1号館について解説しよう。場内1号館には「ふぢの」のほか、吉野家(1号店)、印度カレーの中栄、岩佐寿司、豊ちゃん、トミーナというお店が軒を連ねている。


勢い余って前置きが長くなってしまった。

岩佐寿しの大行列を横目に果たして「ふぢの」に入店だ。コの字のカウンター席には昭和感が漂う。安っぽい昭和感ではない。あの時代を濃縮したピュアな昭和感だ。

何を頼むのかはもう前日から決めていたのだが、いちおう券売機のメニューを見てみる。麺類では、ラーメン、味噌ラーメン、チャーシューメン、タンメン、広東麺、酸辣麺、ジャージャー麺、葱塩ラーメンがある。麺類以外では中華丼、炒飯、ごはん、餃子、シュウマイ、玉子スープなどがある。わたしは頼んだことはないが、チャーハンとの組み合わせの半チャンラーメンも大人気のようだ(実際頼んでいる人多し)。市場関係者らしき人たちは最初にシュウマイを頼んでいた。通っぽい。


ラーメンは以前に食べたことがあるが、その基本フォーメーションは次の通りだ。スープはしょうゆ味+おそらく鶏ガラそして魚介系もブレンドしてある。麺は中太、もっちり、若干の縮れ麺。トッピングはチャーシュー(1枚)、メンマ、ネギ。そして忘れてはいけないがいいアクセントの小松菜。しつこくなく朝からでもいけそうな、シンプルでオーソドックスで美味しいラーメンだ。

実際に頼んだのは酸辣麺。胃袋が好調な時はこれに限る。辣油の辛み、酢の酸味、溶いた卵のふんわり感のバランスが絶妙だ。トッピングはたっぷりのネギとひき肉。食べ始めてから食べ終わるまでの味が一定、高止まりなのである。神は単調さに宿る。美味しければいいのだ。

ごちそうさまでした。

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