歩ぞろいの手駒たち

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【将棋x大会】第41回朝日アマ将棋名人戦首都圏ブロック大会に出場、2連敗で予選落ち

朝日アマ将棋名人戦の首都圏ブロック大会に出場してきた。会場は浜松町のチサンホテル。

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この大会は4人が1グループとなって予選リーグを戦い、2人が決勝トーナメントに進出できる。最初4人が2名ずつのペアになり戦う。そして2局目は勝ったもの同士、負けたもの同士が戦う。私は負けたもの同士の戦いで敗れたため、3局目を待たずして予選敗退が決まった。2局とも良いところがなかったのがイタイ。2局目は自分の形(4六銀左急戦)に持って行けたのだが、途中、相手の角で飛金の両取をかけられてしまいこの時点で敗色濃厚になってしまった。

予選落ちしてしまったため、参加賞のタオル(加藤一二三作の詰将棋がプリントアウトされている)を片手に浜松町のチサンホテルから浜松町駅までとぼとぼと歩いた。

 

思い返せば2013年秋、将棋に興味を持ちはじめ、最初に出た大会がこの朝日アマ将棋名人戦の地区予選だった。当時は首都圏ブロック予選ではなく東京都予選だった記憶があるのだが、記憶違いかもしれない。会場ははっきり覚えている。有楽町マリオンだ。

会場に行く途中「あれ、王手をかけたときは王手って宣言するんだっけかな」とかとぼけたことを思っていた。そして、有楽町マリオンに到着。上層階(11階だったと記憶している)で受付。将棋大会独特の雰囲気が漂っている。会費を払ったのち、くじを引く。くじで引いた番号の席に座る。私の対局相手はまだ来ていなかった。開始時間数分前だったろうか、対局相手がようやく着席。少し俯き加減で、顔をちらっとみると鋭い眼光を放っていた。彼の知り合いだろうか、彼に声をかけていく人がいたが、彼はうなずくだけだった。

わたしの将棋人生は華々しくスタートするはずだったのだが、その最初に対局した相手にコテンパンにやられた。当時はまだ将棋を学び始めたばっかりで、先手の棒銀戦法のごく基本的な定跡を覚えていただけだったのだが、実際はわたしは後手番で、かまわずうっすら覚えていたその棒銀戦法でいったら、持ち駒に歩が無くなり、序盤戦ですでに打つ手がないという悲惨な状況になった(そういう状況にさせられた)。相手の持ち時間はほとんど減らずに自分の持ち時間は減っていく。そして盤上の状況はますます不利になって、あっという間に負けてしまった。会場を見渡すとまだ対局が終わったペアはいないようだった。負けた悔しさというよりも、全く将棋にならずに対局相手に申し訳ないという気持ちがこみ上げてきた。

後で分かったのだが、対局相手の彼は奨励会三段リーグで戦った経験のある人物だった。最初に対局した相手が奨励会三段リーグ経験者だったとは、最初につきあった彼女が石原さとみだったという状況に負けるとも劣らない衝撃だ。

まぁそのように不運な(あるいは幸運な)形で始まった将棋大会への参加だったが、 その4年後の2017年、同じ大会で同じように二連敗して敗退してしまった。

あの頃描いた、将棋の成長曲線にはまだ追い付いていない。