【将棋ウォーズ】負けると勝つまでやりたくなる将棋ウォーズ、対策は7つの「(一人)棋戦」
負けると勝つまでやりたくなる将棋ウォーズ、おそるべきネットゲームだ。
朝日新聞に「藤井総太のいる時代」という連載があるのだが、その修行編⑩に「将棋倶楽部24」に関して次のようなくだりがあった。
このサイトではトップクラスの強さになっていた総太だったが、三段リーグ戦が開幕する頃にはネット対局をやめていた。
「ネットで対局すると、点数を気にしすぎてしまう。負けた後、『勝つまでやめないぞ』と思って指し続け、150点ほど下げたこともあった。もう少し落ち着いて将棋に取り組んだ方がいいかな、と思った」
負けず嫌いな一面を持つ一方、中学生にして既に、自らを見つめるまなざしは冷静だった。
中学生にしてこの冷静さ。それにひきかえ私は、負けると勝つまでやろうとして7連敗。情けない。
1級の達成率も31.0%まで下がってしまった。これではさらに2級に降格してもおかしくないじゃないか。7月には(初段だったので)「もうすぐ二段になれるかなー。最終目標は四段です」と呑気に思っていたころが懐かしい。それにしても2636勝3537敗って、勝率がわるいのはさておき、対局やり過ぎだ(6173局!)。しかも漫然とやり過ぎだ。藤井総太さんの言葉を借りれば「もう少し落ち着いて将棋に取り組んだ方がいい」だろう。
そんなわけで対策を考えてみた。
「(一人)棋戦」である。
どういうことか。私はすでに「湯王戦」という「(一人)棋戦」を始めている(寂しい趣味だ、という指摘はスルー…)。
この「湯王戦」をやるときは集中して将棋ウォーズに取り組む。勝率も5割以上だ(漫然と将棋ウォーズするときは勝率 .427)。湯上りということで脳の状態も(自分比で)良いのだろう。ということはだ、「湯王戦」だけやれば勝率が5割以上になり、おのずと昇段できると思われる。ただ「湯王戦」はお風呂上りにだけ開催されるので、そういつもできるわけではない。なので考えた。棋戦をいくつも作ればいいのでは?(ナイスアイディア! 寂しい趣味だ、という指摘はスルー…)
ということで7つの「(一人)棋戦」を考えてみた。
- 朝将戦
- 陽将戦
- 夜将戦
- 勤王戦(往路/復路)
- 湯王戦
- 旅王戦
- 街座戦
この7つである。
朝将戦
起きてしばらくして開催される棋戦。起きてから40分以上過ぎてから(できれば軽くジョギングしてから)対局開始する(=脳がある程度活性化するのを待ってから開始する)。基本的には自宅の特別対局室で開催。
陽将戦
休みの日などの昼間に、基本的には自宅の特別対局室で開催。
夜将戦
夜に、基本的に自宅の特別対局室で開催。ノンアルコール状態であることが条件。布団に寝ころびながらはやらない。
勤王戦(往路/復路)
通勤時間に電車の中で対局。往路の部と復路の部がある。1日の上限はそれぞれ1対局。
湯王戦
言わずと知れた湯王戦。お風呂上りに実施。温泉や銭湯が基本だが自分の家のお風呂上りも有り。当然ながらノンアルコール状態であることが条件。
旅王戦
旅先で開催される棋戦。
街座戦
街のベンチで座りながら開催される棋戦。
という7つの棋戦を考えた。将棋ウォーズを漫然にやるのではなく、必ずこの棋戦のどれかで対局する。1日の対局上限は4対局としよう。
不思議なもので、7つの棋戦を考えただけで何だか昇段しそうな予感がしてきた。やったるで~。きっと7冠も夢じゃないぞ(笑)。