4月6日、第75期将棋名人戦がはじまった。第1局はホテル椿山荘にて。翌7日、挑戦者の稲葉陽八段が佐藤天彦名人に横歩取りの戦いを制して勝った。羽生さんがいない名人戦は寂しい気もしたが、20代同士の対局というのは新鮮だ。第2局以降も注目したい。
さてこちらは、4月2日(日)に将棋大会(第37回神奈川アマ王座戦)に参加してきた。大会の場所はホテル椿山荘、というのは嘘で、横浜にある関内ホールの地下の一室(青少年育成センター)である。日本庭園は見えない。
参加クラスはA(県代表レベル)、B(有段者)、C(級位者)の3クラス。優勝者、準優勝者には賞状ほか4位まで賞品、A級の優勝者は今年9月に開催される「全国アマチュア将棋名人戦」に県代表として出場できる。将来の県代表レベルではあるが慎み深いわたしはC(級位者)クラスに出場。対局時間は、持ち時間15分、秒読み30秒。予選3戦2勝すれば決勝トーナメント進出、予選2敗した時点で失格である。
昨年12月の三浦まぐろ将棋大会の2連敗(はやく終わりすぎたので三浦海岸の浜辺に出てしばらく黄昏ていた)が記憶に新しいが、この3大会ぐらいは2連敗が続いているので、まずは1勝を狙う。
第1局、小学生高学年男子。礼儀正しく好感が持てる少年だ。戦型はわたしの居飛車に対して少年は向かい飛車。向かい飛車は定跡を知らないのでその場の考えで手を進めることになったが、角銀交換の駒損を代償に相手陣地に竜をつくって、と金で攻めた。勝利!! 素直にうれしい。
第2局、50歳ぐらいに見えて実は40歳ぐらい(真偽未確認)のおじさん。将棋しているおじさんにはなぜかこのパターンが多い。勝てば決勝トーナメント進出。戦型は相居飛車で矢倉棒銀模様。相手に飛金両取を角で決められてしまい、敗北。
第3局、小学生3年生ぐらい男子。1勝1敗同士の対戦。勝ったほうが決勝トーナメント進出。また相飛車の戦いだったが、いいところなく負けてしまった。決勝トーナメント進出ならず。無念。
そんなわけで結果は1勝2敗。久しぶりに1勝できて嬉しかったのと、あと少しで決勝トーナメント進出だったのにという悔しさとが入り混じった気持ちだ。
大会会場近くの大戸屋(横浜馬車道店)で、鶏と野菜の黒酢あん定食を食べて(と生ビールを飲んで)帰途についた。
また次の大会もがんばろう。