歩ぞろいの手駒たち

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【将棋x旅行】奈良の興福寺にいく

奈良の興福寺に行ってきた。

興福寺と言えば、五重塔が有名である。最近は中金堂が復元された。また、今年の将棋名人戦(第76期)は、この興福寺で第3局がおこなわれ、羽生竜王が佐藤天名人を111手で破り2勝目を挙げた。

さらに忘れてならないのは、興福寺の旧境内の発掘調査で国内最古のものと考えられる将棋の駒が出土されていることである。今の将棋にはない駒「酔象(すいぞう)」という駒もみつかっている。

酔象は真後に動けないだけで、ほかのどの方向にも1マス進める。酔象は成ると「太子」となる。太子はどの方向にも1マス進める。つまり太子は王将と同じ動きになるのである。玉将が取られても太子があると負けにはならず、その太子が取られるまで対局は続けることができた。今では考えられないルールだ。対局時間がとても長くなりそうだ。奈良時代に将棋を始めても終わるのは平安時代なんてことも起こりそう(起こるわけない)だが、1300年前は今よりもずっと時間がゆっくり流れていたのだろう。

さてそんな興福寺である。将棋ファン、将棋ウォーズファンの端くれとして、行かないという選択肢があろうか。ない。そんなわけで、秋の奈良に足を向けたのであった。

近鉄奈良駅を降りて道を歩いていくと、出迎えてくれたのは、奈良仕様のコカ・コーラ

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ラベルに鹿や五重塔がプリントしてある。コカ・コーラ社が奈良バージョンを売り出せば観光客に売れそうだと考えて販売したのだろうか。ラベルに「ORIGINAL TASTE」と書いている。コカ・コーラがほかの飲料に比べてオリジナルなのか、それともこの奈良バージョンはほかのコカ・コーラと少し違うテイストなのか、いずれにしても売り切れのランプが点灯している。大人気なのだろう。おそるべし奈良。

ランチを「天ぷら まきの」で食す。天丼ボリューミーで美味過ぎ。でもビールは控えた。自販機でコカ・コーラの奈良バージョンをみて、一番搾りの「横浜づくり」を思い出してしまったがビールは控えた。これから興福寺に行くのだ。自ら酔象になってはいけない(笑)。

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