歩ぞろいの手駒たち

手持ちの資源で日々やっていく。将棋ウォーズは初段。目指せアマ二段!

藤井聡太八冠誕生の裏で、私の将棋ウォーズ初段達成率は12%に落ち込む

藤井聡太八冠が誕生した。竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖の八大タイトルを独占する、文字通り前人未到の快挙である。

さて一方、アマ将棋界の末席にいる私はといえば、将棋ウォーズで初段達成率が12.2%まで落ち込んでしまった。

2023年ももう10月半ば。
今年のうちに 二段になるという目標達成は遠のき、まさかの1級降格の可能性も出てきてしまった。

棋力レーダーチャートでは戦術力や終盤力が弱いので、定跡学習や詰将棋を小まめに続けていくしかないだろう。年内の二段昇段はまだあきらめていない。

2023年の目標は(今年も)将棋ウォーズで二段達成すること

早いもので年が明けてから9日が経とうとしている。2023年の目標は(昨年同様、なんなら一昨年同様)、将棋ウォーズで二段を達成することだ。

本日時点で6335勝8400敗(.429)、初段達成率は30.1%だ。まずは達成率40%に乗せていきたい。

さて今日は、王将戦第一局の2日目。藤井王将と羽生九段の戦いが続いている。AI判定によれば、藤井王将の優勢率が90%を超えてきた。アラフィフ将棋ファンの私としては、羽生九段にもがんばってほしいものだ。

いずれにしても、YouTube王将戦を観戦しながら、たまに将棋ウォーズで自らオンライン対局するという贅沢な(暇な)時間を過ごしている。

今年もよろしくお願いします。

【定跡】相手(先手)が「筋違い角」で来たら「相筋違い角」にしてみる

将棋ウォーズの戦術力が1.4と極端に低い私だが、このままではイケないと三日間悩み、重い腰をあげて定跡を勉強することにした。本棚に眠っていた「奇襲破り事典(本間博、マイナビ)」を引っ張り出して、まずは「筋違い角」の対策を立てている。

これまで、相手が先手で「筋違い角」をやってきた場合、「うーん、若干モヤモヤする」という気持ちのまま適当に手を進めていたが、さすがに何とかしなくてはという気持ちになった。

「筋違い角」とはご存じの通り、▲7六歩、△3四歩、▲2二角成、△同銀、▲4五角とする手である。

そして、△5二金右、▲3四角と続く。

ここで定跡どおりオーソドックスに行くのであれば、△3二金である。ただ、先手の相手が好き好んで「筋違い角」をやってきているのだから、△3二金とした場合は相手の土俵で戦うことになってしまう。

「奇襲破り事典」をパラパラめくっていると、「相筋違い角」のところに次のような記述があった。

乱戦が好きで定跡は嫌い、けれども相手の注文通りには指したくないという方にお薦めの対策がこれだ。

これはもう羅針盤のない航海のようなもの。互いの構想力と腕力の勝負である。

そうこなくっちゃ!ということで、▲3四角に対して△6五角である。

今度先手が「筋違い角」をやってきたら、「相筋違い角」で対抗してみよう。
その後の流れは書籍には書いていなかったので、「激指15」先生に「次の一手」を聞いてみたところ、先手が▲5六角とし、後手は△7六角、それに対して先手が▲8八飛とするのが正解のようだ。

相手がほんとに▲8八飛とするのかどうか微妙な気がするが、まずはこの定跡を覚えて「筋違い角」に対して戦ってみよう。

ご参考までに激指15先生によれば、その後は△4四歩、▲6八銀、△3二角、▲7八金、△3三銀、▲3八銀となって「互角」とのことだった。

【定跡】ハメ手を仕掛けるべきか、仕掛けられたときにどう受けるべきか

将棋ウォーズの戦術力が極端に低い私にとっては、今よく採用している4六銀左急戦や四間飛車の戦術を磨くと同時に、新たな戦術をマスターすることが急務である。ある程度本格的な戦術、例えば棒銀とか三間飛車とかをマスターするためには、学習にそれなりに時間を要する。一方で、いわゆるハメ手、奇襲戦法については、比較的少ない学習時間で効果的に会得できるのではないかと淡い期待を抱いている。

手元にはかなり前に購入した「奇襲破り事典(本間博、マイナビ)」がある(2017年3月13日 初版第2刷)。

この本やYouTubeチャンネルなどで奇襲戦法の仕掛け方、そしてその対応の仕方を学んでいこうと思う。この本で解説されている奇襲戦法は以下の通りだ。

  • 鬼殺し
  • 新鬼殺し
  • 急戦石田流
  • 先手番早石田
  • パックマン戦法
  • 筋違い角戦法
  • 嬉野流
  • 超急戦棒銀
  • 後手番角頭歩
  • 端角中飛車

こうやってリストアップするだけでも何だか強くなってきた感覚になるのは気のせいだろうか(気のせいだろう…)。これから一つずつ学んでいきたい。

さて、将棋ウォーズの初段達成率は本日の昼の時点で14.5%まで落ちてしまった。6062勝8185敗である。めげずにがんばっていこう。

【将棋ウォーズ】初段達成率は19.7%、6055勝8175敗(.425)

初段の達成率は数か月前に、一桁の降格圏内からひとまず脱し、本日昼の時点で19.7%となった。通算成績は6055勝8175敗、合計14230局(勝率.425)である。

記憶では2017年ごろから将棋ウォーズを始めたはずだが、よくもまあ14230局もやったものだ。ネットゲーム中毒というわけではないと思うのだが、将棋って負けると悔しいので、ついもう一局やってしまいがちだ。

まあ、悔しさでいうと、リアルの対局のほうが悔しさはより大きい。もう七~八年前になるだろうか、東京将棋会館の道場に通っていた時期がある。道場といっても、とくに師範につくわけではなく(その日担当の棋士の方々に教わったりすることはできる。「師範制度」もあったかもしれない)、主に段級レベルの近いお客同士の手合いが組まれて対局する。

当時わたしは40代だったが、お客のメインは60代以上か小学生という感じだった。なので小学生ともよく対局したのだった。当時わたしは1級だった(最後まで1級だった!)ので、1級や2級の小学生との手合いが多かった気がする。

ある日、小学校の低学年と思われる女の子と手合いがついた。対戦カードみたいなやつを交換すると相手の段級が書いてあるのだが、その子はなんと二段だったのだ。わたしも小学生のときに見よう見まねで将棋を始めたのだが、王様よりも飛車を大切にするような小学生だったので、この上なく弱かったと思う。それに対して、目の前に座る、小学校の低学年の可愛らしい女の子はアマ二段である。

東京将棋会館の道場では(他の道場でも?)、段級が二段階違う場合は、段位が上の人が左香を1枚落としてハンディをつけて対局することになる。つまり、小学校低学年の女の子のほうが、左香を1枚落として(わたしのほうがハンディをつけてもらって)対局するのだ。絶対に負けられない戦いとはこのことだ。

その対局では大激戦の末、なんとか勝利したのだが、もし負けていたら、悔しさはとてつもなく大きかっただろう。

そんなことを思い出していると、将棋ウォーズでまずは二段になりたい、いや二段にならなくては、という気持ちが強くなってきた。達成率はまだ、初段の20%前後をうろうろしているが、まずは30%台に乗せて勢いをつけていこう。

ふいにベトナムの風景を思い出し、もう一度将棋を学んでみることにした

将棋ウォーズはほぼ毎日5局ぐらいやっているのだが、どうも惰性で対局していて、初段の達成率は20%前後を低空飛行している有様だ。

この夏は暑すぎるということもあって動く気にならず、読書などすることも多い。沢木耕太郎の「一号線を北上せよ ヴェトナム街道編」を最近読んで、数年前に訪れたベトナムの風景を思い出した。

私も数少ない「歩く人」のひとりだが、最初のうちは通りを渡るのもおっかなびっくりだった。大通りでも、横断歩道に信号がなく、あってもバイクは無視して突っ込んでくるので、どのタイミングで渡っていいかわからないのだ。バイクの流れが途切れるのを待って十分以上もまごまごしてしまったこともある。しかし、二、三日もすれば、ヴェトナム人と同じように、スイスイとまではいかなくても、そうビクビクしないで渡ることができるようになる。重要なのは、向こうが必ず避けてくれると信じ、同じペースで歩きつづけることだということがわかってくるのだ。危険なのは途中で止まってしまうことである。オートバイはこちらが歩いているという前提で避けようとするので、不意に止まってしまうと事故につながりかねないのだ。しかし、それがわかっていても、最初のうちはオートバイが走ってくる中を平然と歩きつづけるというのがなかなかできなかった。

私もホーチミンでまさに同じことを感じた(ここまで適切に言語化できていなかったのだが…)。

そのようなバイクの風景のほかに、もう一つ、忘れられない光景があった。道端で(ベトナムの?)将棋を指す人々である。

この写真のように、道端で将棋(的なもの)を指す人々がよくいるのである。道端だけでなく、ランチ時にお店のテーブルで将棋(的なもの)を始めてしまう二人組もたまに見かけた。

沢木耕太郎の「一号線を北上せよ ヴェトナム街道編」を最近読んで、これらの風景がフラッシュバックして、将棋の楽しさを思い出した。惰性だけで将棋ウォーズをするのではなく、もう一度将棋を学んでみようという気になった8月の初めであった。