歩ぞろいの手駒たち

手持ちの資源で日々やっていく。将棋ウォーズは初段。目指せアマ二段!

【将棋x手筋】香の田楽指しと大間産クロマグロ

将棋は、駒得をしながら進められるに越したことはないゲームだ。なので、飛香交換あるいは角香交換ができる香車の田楽指しが決まったときにはかなり爽快感がある。

f:id:kurakuen:20170109105731g:plain

新年早々、香車の田楽指しが決まらないかなー、と将棋ウォーズの合間にネットニュースをみていたところ、次のようなニュースがあった。

<大間マグロ>尻尾側に針掛かり…連続最高値 | 河北新報オンラインニュース

これによると、5日に築地市場で初競りがあり、青森県大間産クロマグロ(212キロ)が7420万円の最高値で競り落とされたとのこと。釣り上げた漁師は、その売り上げ(の一部)でなんと

趣味のメダカを買う予定

だそうだ。

マグロを釣ってメダカを買うとは、マグロ・メダカ交換ということで大きな「駒損」ではあるが、ほほえましいニュースであった。

 

将棋はストイックに駒得を目指し、人生は「駒損してもかまわない」という気構えを持ちたいものである。

 

2017年の目標「二段になる」

2016年の目標「初段になる」は達成できなかった。12月31日朝時点の将棋ウォーズの1級達成率は20.4%。初段は遠かった。なぜ初段になれなかったのかを考えると、やはり、

  • 定跡の勉強不足
  • 実戦の復習不足

となるだろう。

 

というわけで新年あらためて、2017年の目標はずばり、

「二段になる」

だ。春までに初段になるぞ~。

 

近所の神社に初詣にいってきた。おみくじをひいたら幸先よく「大吉」。おみくじのなかに歌がのっていた。

さくらばな のどかににおう 春の野に

蝶もきてまう そでのうえかな

 

2017年、蝶のように舞い蜂のように刺す将棋を指したいものです。

 

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

【将棋x海外】シンカモン、ホーチミン

ホーチミンの道路はバイクで溢れかえっていた。街中のどこにいってもバイクで溢れかえっているのだ。

f:id:kurakuen:20161229185602j:plain

まるで面の半分が香車で埋め尽くされた将棋盤のように、とても違和感がある。

 

f:id:kurakuen:20161229185915j:plain

と思ったら、平気で歩道にも乗り上げてくる。まっすぐ進む香車だと思ったら、桂馬だったんかい!とツッコミを入れたくなる。

さて、

クボタの新ブランドパートナーに長澤まさみさんを起用!
バックパッカーに扮して自身初のベトナム一人旅へ!?
新TV‐CM「壁があるだから行く ベトナムトラクタ」篇
2017年1月1日(日)からオンエア開始

 ークボタのプレスリリース(毎日新聞などのサイト)から引用

というニュースがあった。そのCMの撮影場所がホーチミン(の「ホックモン市場」?)だそうだ。

バックパッカーに扮して自身初のベトナム一人旅へ!?
新TV‐CM「壁があるだから行く ベトナムトラクタ」篇
2017年1月1日(日)からオンエア開始

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/select/biz/pressrelease/archive/2016/12/28/kdpr201612277508.html#csidx62c01bfa9d118d6b7e6e3d92d2b6f4a
Copyright 毎日新聞
クボタの新ブランドパートナーに長澤まさみさんを起用!
バックパッカーに扮して自身初のベトナム一人旅へ!?
新TV‐CM「壁があるだから行く ベトナムトラクタ」篇
2017年1月1日(日)からオンエア開始

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/select/biz/pressrelease/archive/2016/12/28/kdpr201612277508.html#csidx62c01bfa9d118d6b7e6e3d92d2b6f4a
Copyright 毎日新聞

 物語は長澤さんが、最初の旅行先として、ベトナムを訪問するところからスタートします。おいしいフォーを食べにお店へ向かうと、近くにいた現地の人たちに突然「日本人か?」「クボタにヨロシク!」と、満面の笑みで声を掛けられる長澤さん。

「クボタにヨロシク!」の部分は「シンカモン、クボタ」と言っているらしい。そこでベトナム滞在歴4日の私が、そのベトナム語を解説しよう。まず「カモン」は「ありがとう」の意味だ。「シン」は頭につけて丁寧にする意味がある。つまり「シンカモン」は「ありがとうございます」というような意味だ。それが転じて「よろしくお願いします」という意味になったのだろう(自身の会社に「クボタ、ありがとう」というのも憚られるのかもしれない)。

というわけで、ベトナム旅行にいく方は、つぎの言葉を覚えてからいくといいだろう。

  • シンカモン(ありがとう)
  • シンチャオ(おはよう、こんにちは、こんばんは)
  • シンローイ(すみません、ごめんなさい)

CMではクボタのコミュニケーションスローガンも流れる。

「壁がある。だから、行く。クボタ」

 わたしのコミュニケーションスローガンも決まった。

「初段の壁がある。だから、やる。将棋ウォーズ」

 

クボタの新ブランドパートナーに長澤まさみさんを起用!
バックパッカーに扮して自身初のベトナム一人旅へ!?
新TV‐CM「壁があるだから行く ベトナムトラクタ」篇
2017年1月1日(日)からオンエア開始

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/select/biz/pressrelease/archive/2016/12/28/kdpr201612277508.html#csidx24229d4105499baa0aaa7953a702050
Copyright 毎日新聞

【将棋x海外】ホーチミンの夏

2016年夏、ローマでもなくミラノでもなくベネチアでもない、ベトナムホーチミン市に旅行に行ったのだった。
ホーチミンの夏の空気は東京のそれよりも格段に蒸し暑く、皮膚の内側に浸み込んでくるような独特の暑さだった。滞在したホテルから街の中心部に歩いていくと、バイクの台数がこれでもかと増えてきて、交差点ではバイクの流れが止むことがなく横断歩道を歩いて渡ることもできない。前夜にガイドから言われた「道路を渡るときはバイクを気にせずにゆっくり歩けば大丈夫ダヨ」というセリフを思い出していた。しかし、ぜんぜん大丈夫じゃない。足を前に進めようものなら、行き交うバイクとぶつかるだろう。

ローマでオードリー・ヘップバーンの乗るスクーターにぶつかるのだったらまだいい。ぶつかって怪我をして、オードリー・ヘップバーンにこう言われるのだ、「病院まで送っていくわ」。そして、グレゴリー・ペックばりに、優雅に二人乗りをしていく。


現実の世界では、夏にホーチミンの街中を散策するのは暑すぎて優雅からほど遠いのだが、それでも知らない土地を歩けば発見というものがある。
目抜き通りのドンコイ通りから、ベンタイン市場へと向かう途中、トンタットティエップ通りだっただろうか、通りを歩いていると、大人が向かい合って座り込んで何かしていた。

f:id:kurakuen:20161224184415j:plain


どこかで見たことがあるような、ないような、、、あれは何だ?

 

f:id:kurakuen:20161224184512j:plain


将棋だ! 正しくは「棋将(コー・トゥオン、あるいはカートン)」と呼ばれるベトナム将棋のようだ。表記が「将棋」と逆さまじゃないか。どことなく縁を感じる。


ビジネスマン風の人たちも昼休みにやっている。それ、お店のテーブルですよね!?

f:id:kurakuen:20161224184730j:plain


少し離れたところでもやっている。どれどれ、東京将棋会館道場で1級、将棋ウォーズでも1級を低空飛行している私が形勢を判断して差し上げますよ。飛行技術としては低空飛行を続けるのはすごく難しいことだ、ということだけ覚えておいてくださいね。

f:id:kurakuen:20161224184824j:plain


うーん、ええ、形勢はまったく分かりません。盤に描かれている斜めの線って何ですか??? それよりその将棋盤、渋すぎですから。弾力のある指し味、淡黄色の色つや、きめ細かく美しい木目、優れた耐久性という高級将棋盤の条件をすべて兼ね備えているといってもいいですよ、それ。

棋将(コー・トゥオン)のルールはともかく、道端で気軽に将棋が指せる文化、雰囲気っていいもんだ。日本でも昔は縁側で将棋していた人たちも多いのだろうが、最近は見かけなくなったかな(そもそも縁側があまりない…)。日本でも(表参道や白金は無理でも、まずは浅草のホッピー通りあたりから)街角で将棋が指せる雰囲気を作れたら、と感じたホーチミンの夏だった。

 

【将棋ウォーズ】昇級・昇段の条件を探る

将棋ウォーズで、1級で完全に足踏み状態だ。初段の壁は高い。

将棋ウォーズでは段級のほかに「達成率」という指標がある。推測ではあるが

  • 「達成率」が100%(あるいは97%とか)になれば昇級・昇段
  • 「達成率」が0%(あるいは3%とか)になれば降級・降段

ということなのだろう。

1級での「達成率」は一時期は50%以上あったのだが、最近、三崎まぐろ将棋大会で2連敗したことが尾をひいているのか負けが込み、4%台に落ち込んだ。降級の危機である。これではいけないと思い、まずは「達成率」の推移を記録することにした(本当は定跡の勉強をして将棋の実力を磨いたほうが良いのだが)。その記録の一端を公開しよう。

【2016/12/15】朝の時点で達成率5.4%

1)2級に勝利→達成率6.2%

2)初段に敗北→達成率5.6%

3)29級に敗北→達成率4.4%

4)3級に勝利→達成率4.9%

5)1級に勝利→達成率6.0%

6)?級に敗北→達成率5.2%

 3局目に、29級に敗北とあるが、29級といっても将棋ウォーズを始めたばかりで強いメンバーもいる。そういうメンバーと対局してしまったのだろう(そうでなければショックが大きい)。その29級に敗れて達成率4.4%となり、自己ワーストを更新した。

とりあえず分かったことは、達成率4.4%でも降級はしない、ということだ。とはいえ、3%台になったら降級するのかもしれないし、油断はできない。もうひとつ分かったことは、同じ1勝でも何級の相手に勝ったかによって、達成率の伸びが違うということだ。

・3級に勝利したとき(4局目)には達成率の伸びは0.5%

・2級に勝利したとき(1局目)には達成率の伸びは0.8%

・1級に勝利したとき(5局目)には達成率の伸びは1.1%

 となっている。同様に、何級の相手に負けたかによって、達成率の減りが違う。弱い相手に負けたときのほうが達成率の減りは大きい。

世知辛い達成率に一喜一憂しながら、今日も将棋ウォーズを楽しむのである。初段は遠い。

kurakuen.hatenablog.com

 

f:id:kurakuen:20161217092324j:plain

(写真は三崎まぐろ将棋大会で昼食に出された、まぐろの漬けとまぐろのワカメの味噌汁。このほかにおにぎりがいただける)

 

三浦三崎マグロ争奪将棋大会に3年連続3回目の出場、結果は2敗

 

三浦三崎マグロ争奪将棋大会、3年連続3回目の出場を果たした。

 

f:id:kurakuen:20161204224132j:plain

C級部門(初段以下)で、優勝者に贈られるマグロ一本を狙った(写真はA級部門の優勝者の賞品)。

f:id:kurakuen:20161204224320j:plain

しかし結果は、、、2戦して2敗(3年連続3回目)。

  1. アラサー男子。わたしの後手。相矢倉。負け
  2. 20代男子。わたしの先手。相手は四間飛車。こちらは4六左銀急戦の得意な形に持ち込んだのだが、あえなく敗退。

過去2年はゲットしていたお楽しみ抽選会でのマグロ短冊獲得もならず、、残念賞のうまい棒の中からチョコレート味をゲット。

f:id:kurakuen:20161204224516j:plain

3年連続勝ちなしだとさすがにヘコむ。三浦海岸の景色をみながら、たそがれてきた。

 

f:id:kurakuen:20161204224911j:plain


来年こそは!

マグロ一本!(まずは一勝だろ?)

 

kurakuen.hatenablog.com

三浦三崎マグロ争奪将棋大会(2016年)の賞品をまとめてみた

三浦三崎マグロ争奪将棋大会がいよいよ明日に迫った。3年連続3回目の出場になる。
将棋ウォーズを1日15局以上やり、たまに電車に乗って川崎市の「中定鮮魚店」にマグロの刺身を買いに行く身としては、願ってもない大会である。さらにモチベーションをアップさせるために、三浦商工会議所のサイトで賞品を確認しておこう。

参加者全員に参加賞を贈呈、本年度は記念大会の為、A・B・C各部門の優勝者にはそれぞれマグロ一本を進呈。準優勝以下の入賞はA・B・C各部門の12位(昨年までは10位)までとする。小学生の部、レディースの部は上位入賞者とする。入賞しなかった方で3勝以上した方は3勝賞を進呈。三浦市長賞、三浦市議会議長賞、三浦商工会議所会頭賞、三浦観光協会賞他賞杯多数。副賞として各部門優勝者並びに入賞者へマグロを贈呈。また、3勝賞以上の賞をもらえなかった方の中から抽選でお楽しみ賞(鮪やダイコンを用意)を記念大会の為、昨年度より本数を増やして贈呈する。


A級は4段以上、B級は2~3段、C級は初段以下が参加することになっている。わたしは、東京将棋会館道場で1級、将棋ウォーズでも1級のため、参加部門は堂々のC級部門である。


優勝者

C級部門でも優勝者にはマグロ一本が進呈される。夢がある。

入賞者

さらに、A、B、C級では準優勝以下12位まで(昨年は10位までだったのだが2016年は記念大会ということで12位まで)が入賞となる。入賞者には副賞としてマグロが贈呈されるようだ(マグロのボリュームは分からないが、マグロのブロックかな)。

3勝賞
入賞できなくても3勝以上すれば3勝賞がもらえる(1局目から3連勝する必要があるのかどうかは分からない)。賞品は不明だがおそらくマグロ関連なのだろうか。

お楽しみ賞
3勝賞以上の賞をもらえなかった方の中から抽選でお楽しみ賞がもらえる。鮪やダイコン。2016年は記念大会の為、2015年より本数を増やして贈呈されるらしい。鮪やダイコンが当たらなかった場合、残念賞のちょっとしたお菓子?を配られていたと思う。ちなみに私は、2014年大会、2015年大会ともに、C級部門に参加して1勝もできなかったが、このお楽しみ賞でマグロ(マグロの短冊)をゲットしている。マグロの短冊は冷凍されていたので、そのまま家まで持って帰りながら自然解凍して、晩酌のつまみにした(美味かった!)。

明日は朝早くから、森山直太朗の『さくら』のメロディーにのせて「マグロ、マグロ、いま咲き誇る~」と口ずさみながら、京急三浦海岸駅近くの大会会場に向かうことになるだろう。この朝の時点では狙いはたった一つ、マグロ一本である。

 

kurakuen.hatenablog.com