ついにこの日がきた。将棋ウォーズで、五段に初めて勝利(時間切れ勝ち)をおさめたのである。この初段のどん尻であえいでいる私が。
対局後「うーん今回は互角に戦えた感触があるなぁ、棋神解析で見てみるか」と棋神解析をしたところ、マイナス1815ptの大劣勢でした、はい。相手が途中、長考してくれたおかげで時間切れを誘発できた。まぁ、まぐれ勝ちに近いのだろう。
ただ、五段に勝利した事実は変わらない。この調子で初段の達成率をあげていこう。
ついにこの日がきた。将棋ウォーズで、五段に初めて勝利(時間切れ勝ち)をおさめたのである。この初段のどん尻であえいでいる私が。
対局後「うーん今回は互角に戦えた感触があるなぁ、棋神解析で見てみるか」と棋神解析をしたところ、マイナス1815ptの大劣勢でした、はい。相手が途中、長考してくれたおかげで時間切れを誘発できた。まぁ、まぐれ勝ちに近いのだろう。
ただ、五段に勝利した事実は変わらない。この調子で初段の達成率をあげていこう。
将棋ウォーズで6000敗を喫してしまった。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは、プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、東北楽天で監督をつとめた、故・野村克也さんがよく口にした言葉である。
勝つときにはいろんな勝ち方があって、相手が勝手にずっこけたり、勝手にミスしてくれたりして「ああラッキー」という勝ち方もあります。しかし、負けるときというのは、負けるべくして負けるものです。勝負の世界にいると、勝って反省というのはできないが、負けたときには反省する。敗戦の中にいい教訓があると思います
一方、自分の将棋ウォーズといえば、勝ったら勝ったで「さあ連勝伸ばすぞ」とすぐ次の対局に臨み、負けたら負けたでほとんど反省もせずにくやしさのあまり「さあ次だ、次」とこれもまたすぐ次の対局をしてしまっていたのだ。これではなかなか強くなれない。せっかく6000回も負けたのに。
さて、その野村さん、日本における野球の基本は「将棋」にあると考えていたようだ。ちなみにアメリカの野球は「ポーカー」だそうだ。
常々私は、日本における野球の基本は「将棋」にあると考えている。将棋は目先の手だけでなく、その先の相手の手を考えねば勝てない。こうした戦術の読み合いこそが、面白さに繋がっているのである。
日本における野球の基本は「将棋」。将棋が好きで神宮球場でビールを飲みながらの野球観戦が好きの私にしてみれば、とても嬉しくなる例えである。これからは、将棋ウォーズで負けた対局では一人感想戦して負けた理由を考えるようにしよう。負けに不思議の負けなし、なのだから。
将棋ウォーズの戦術力が1.8~2.0でずっと低空飛行している。定跡の勉強をすればきっと戦術力がアップするのではないかと思い、定跡の勉強をしようとするのだが、はかどった試しがない。2015年には次のようにこのブログに書いていた。
もっと強くなりたい。そのためには定跡の勉強は欠かせないだろう。本を読んでいてもつい読み飛ばしたり、途中で読むのをあきらめたりしてしまうので、ブログに書き綴りながら、将棋の、特に序盤戦の勉強をしていきたい。
この4年間、忙しいときもあったのだが、暇なときもあったので、時間がないわけでもなかった。なぜ定跡の勉強ができてこなかったのか、考えてみた。そうしたら自分の心理が見えてきたのである。
どのような心理か。結論から言うと、定跡を本気で学んでもまだ将棋ウォーズ初段(の達成率一桁)だったらどうしよう、という心理である。そのような心理、心配、怖さが、定跡の勉強から自分を遠ざけてきていると思い当たった。
定跡を本気で勉強しさえしなければ、自分には将棋の才能があるのだ、という感覚は保たれる。才能と書いて噴き出してしまいそうになったが…才能という言葉はあまりに重いので、将棋の実力と言い換えよう。定跡を本気で勉強しさえしなければ、自分には将棋の実力があるのだ、という感覚は保たれる。逆に、定跡を本気で勉強しても将棋ウォーズ初段(の達成率一桁)のままだったら、自分に将棋の実力がないことを認めざるを得ない。そう、私は「まだまだ本気じゃない、定跡の勉強もちゃんとしていないし」とか「全力を出していないから、将棋ウォーズ初段(の達成率一桁)のままなんだ。全力を出していれば今ごろ三段のはず」と言い訳しながら、時を過ごしてしまったのではないか。将棋ウォーズの達成率を1%上げる努力ではなく、自らが1%も傷つかないようにすることに専心してしまっては、将棋ウォーズ二段への道は果てしなく遠い。
ゴールデンウィーク中にゴキゲン中飛車をガッツリ学ぼうと思っていたのだがあまり進まず、この日曜日に勉強の続き。超急戦を仕掛けられた場合を学んだ。後手の中飛車側が△5五歩と突いた瞬間に先手が飛車先の歩を突いてくるという戦法だ。
下の写真はその後、先手が▲5五桂打して後手の玉が逃げようとしている図。
せっかくゴキゲン中飛車の基本形に持っていこうとしたのに、そうとはさせじと先手側が仕掛けてくると超急戦となる。この後の流れはまた後日勉強するとしよう。
定跡をYouTubeなどでオンライン勉強するのは効率的ではある。ただ、時の流れが直線的で、大事な点を見逃してしまう気もする。一方、定跡の本を片手に将棋盤に駒を並べながら学ぶことは、記憶に定着させることができる。このステイホーム時代にフィットしているように思う。
ゴールデンウィークが終わった。ゴキゲン中飛車の定跡学習はほんのわずかしかできなかった。
世の中はステイホーム一色で、わたしも基本的に巣ごもり生活を余儀なくされていた。近所のスーパーに2回ほど行っただけだった。ゴールデンウィークが始まったとき、テレビの情報番組では「このゴールデンウィークは我慢ウィーク(GW)にしましょう」ともっともらしく諭していたが、わたしは「我慢ウィークじゃなくてゴキゲン中飛車ウィーク(GW)にしてやるぜ」とよくわからないレジスタンスのように思っていた。
ただ、巣ごもり生活の心の友である、将棋ウォーズをこれでもかとやり続けてしまい(現時点で4420勝5980敗)、あっという間に最終日の5月6日になった。
まあさすがにそれはどうよ、と思い直して最終日の晩ごはんを食べたあとにゴキゲン中飛車の定跡をお勉強。久しぶりに将棋の駒に触れた。
そして、新型コロナウィルスが蔓延していてステイホームを強いられているときでも、いやそういうときだからこそ、将棋の駒の手触り感や駒音が、なぜか心を落ち着かせてくれたのだった。
新コロナウィルスのせいで家にいることが多くなり、「巣ごもり消費」ならぬ「巣ごもり将棋(ウォーズ)」で、初段の達成率が13.4%になった。4282勝5816敗だ。
どんな状況になっても、粛々と将棋ウォーズをやり、粛々と生活するだけである。