歩ぞろいの手駒たち

手持ちの資源で日々やっていく。将棋ウォーズは初段。目指せアマ二段!

【将棋x定跡】超序盤研究。居飛車と振り飛車の二刀流

冷凍庫に保管してあったコーヒー豆の「フレンチロースト」と「ケニア」が両方とも残りわずかだったので、あわせて1杯分のコーヒーをつくって、マリメッコのおしゃれなコーヒーカップに入れて飲んだら、美味しいけどほんのわずかだけ妙な味になった。

 

ところで居飛車党、振り飛車党という分け方があるが、私はどちらかといえば居飛車党である。プロ棋士でもどちらかに専念しているということは、やはり将棋をやるうえではどちらかの戦法を徹底的に学んだほうが効率的なのだろうと思う。しかし、アマの場合、やはりそこはアマ。両方試してみたいのが人情である。

そんなわけで、序盤の駒の進み方によって居飛車(矢倉棒銀あるいは4六銀左急戦)にするか振り飛車四間飛車)にするかを決めることにした。

 

まず自分が先手の場合。初手は必ず7六歩とつくようにしている。2六歩といきたくなるときもあるが、自分の超序盤研究バリエーションが増えるだけなので、将棋ウォーズで二段に昇段するまでは、自分が先手の場合は必ず7六歩とつく。

   【第1図】

 

 相手の出方は一般的に、第2図か第3図の2パターンだ。

 

   【第2図】相手は3四歩

 

    【第3図】相手は8四歩

 

 

相手が3四歩をついた場合(第2図から)

相手が3四歩をついた場合は、自分は2六歩とつく。この一択である。

ここでまた相手の出方が2つに分かれる。4四歩と8四歩である。

【第4図】4四歩の場合

この場合は比較的自分のペースになりつつある。次に2五歩とついて相手は3三角として相手は振り飛車狙いとなる。

 

【第5図】8四歩の場合

このようにこられたときは迷いどころである。あまり望んでいない戦型になってしまっている。相掛りなのだろうか。

 

相手が8四歩をついた場合(第3図から)

相手が8四歩をついた場合は、自分は7八銀とつく。この一択である。

相手に四間飛車の気配も感じさせつつ、矢倉囲いを目指すのである。

(続きはまた)

 

この超序盤の流れだけでも、ちょっとややこしい。定跡本でもそうだが、棋譜や局面の勉強をしていると、どの系譜のどの局面を考えているのか分からなくなることが多い。本やブログでは内容の流れが一直線なのに対して、定跡では局面が枝分かれしてしまうことが分かりにくくなる原因なのだろう。定跡の学習、序盤が強くなるための学習では、その分かりにくさを取り除くことが課題のように感じられた。何か良い方法がないか模索していこう。

 

棋譜作成には下記サイトを利用させていただいた(今後とも利用させていただくこともあると思います)。ありがとうございました。

http://shogipic.jp/

 

【将棋ウォーズ】第二回湯王戦第2局ドキュメント in スカイスパ(横浜)

雨の休日は、雨音を聞きながら部屋でのんびりするのもいいのだが、最近はあえてスーパー銭湯にいくようにしている。スーパー銭湯で湯船にノンビリつかったあとに休憩コーナーで雑誌を読み漁るのが至福のときだ。

 

さて、銭湯といえば「湯王戦」だ。「湯王戦」とはなにか。これまでの将棋ウォーズの経験から、ビールを飲みながらあるいは飲んだあとにやる将棋ウォーズの戦績は良くない。ただでさえ将棋初段に停滞しているのに自分の状態の悪いときにやることもないだろう。では状態の良いときはどのようなときか。それは風呂上りである。そんな状態のときに1局、将棋ウォーズをやることにした。「湯王戦」と名付け、将棋ウォーズで対局相手をやや強めに設定して、7局たたかう。最初に4勝すれば勝ち。なんという暇人の崇高な趣味なんだろう。

 

というわけで今回は、横浜駅直結の横浜スカイビル14階にある絶景のスパ&サウナ「スカイスパ」にお邪魔した。14階と聞いて先日将棋ウォーズで14連敗したことがフラッシュバックしたが、将棋の技術だけでなく精神も試されているのだろう。

 

そのスカイスパでまず風呂に入り、その後「第二回湯王戦第2局」に臨んだ。第1局は敗れているので、何とかタイに持っていきたいところである。

 

第二回湯王戦第2局 ドキュメント

16:00 「スカイスパ」にたった一人で入場。立会人はなし。スマートフォンなどの電子機器は特に預けず。むしろスマートフォンの将棋ウォーズアプリで対局するためスマホ必須。

16:10 対局室検分。対局室であるリラクゼーションルームの様子を見る。リクライニングチェアに座っている人がちらほら。

16:20 入浴。炭酸泉檜風呂、フィンランド式ドライサウナなどを満喫。

17:00 風呂をあがる。湯船からあがった瞬間、立ちくらみをおこしそうになったものの、体調はおおむね良し。

17:10 まだ対局前なのに、おやつの時間。「信州八ヶ岳高原のドリンクヨーグルト」をチョイス。脳に栄養を与えて、湯王戦に備える。

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17:30 対局開始。相手は同じ初段。私の先手。

17:35 5二銀打で少し有利に。

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17:45 相手投了。私のほうも結構あぶない状態。

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 これで湯王戦は1勝1敗のタイに。

17:50 記者会見で何を言おうか考えていたが、誰も集まらなかったため記者会見はなし。

 

kurakuen.hatenablog.com

【将棋ウォーズ】初段昇段もいばらの道はつづく、まさかの14連敗で連敗記録更新

しかし、将棋ウォーズで初段に昇段して以来、低空飛行の日々が続く。先日はまさかの14連敗を喫した。

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達成率は9.3%で、少し油断すれば降格圏内に突入する。得意囲いが「船囲い」という地味な囲いになっていた。得意戦法の「矢倉棒銀」が1.17段になっているのは悪い数字ではないのだが。

 

どうしたら事態が打開できるか。やはり定跡を覚えるしかないのか。矢倉棒銀や4六銀左急戦を少しかじった程度だが、新しい戦法を試してみるか。新しい戦法を試すとしたら、やはり「四間飛車」だな。4六銀左急戦をやるときに相手が四間飛車で来ることも多いので、対急戦の四間飛車を学ぶことによって4六銀左急戦の実力も上がるかもしれない。逆に4六銀左急戦の定跡を磨くことによって、対急戦の四間飛車の実力がアップするかもしれない。

 

ところで、イソップ物語の「卑怯なコウモリ」の話では、鳥の仲間と獣の仲間が争っているときに形勢を見守っていたコウモリは、鳥の一族が優勢になると「私は鳥の仲間です。あなたたちと同じように羽を持っています。」と言い、獣の一族が優勢になると「私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛皮と牙があります。」と言い、形勢が有利な方に加担したそうだ。

 

そんな例え話が適当かどうかわからないが、居飛車振り飛車にこだわらず、あるときは4六銀左急戦、またあるときは四間飛車で対応しよう。

 

【将棋x料理】糠漬を始めた

将棋の駒置きに歩を置いておき時間がたつと勝手に金になったら、驚いてしまう。そんな駒置きがあったら将棋で負ける気はしない。

しかし、糠漬の世界ではそのようなことが起こっているのだ。きゅうりを糠につけておき1~2日すると勝手に立派な糠漬になっている。

 

そんなわけで糠漬を始めた。

「漬もんやのぬか床」という商品を購入した。

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そしてスーパーで、キュウリと大根を購入。早速糠漬にした。

 

さて、翌日の朝食はこんな感じ。質素この上ないが、キュウリと大根の糠漬のおかげで、かろうじて朝食の体裁を保つことができたのではないだろうか。

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その聖司の言葉に涼子は笑い、

「三日も四日も留守をして糠床の手入れをせえへんかったら、すぐに傷んでしまうよ。一人暮らしの男に糠漬作りなんか無理やわ」

と言った。

(にぎやかな天地 宮本輝

 

【将棋ウォーズ】春になっても初段のまま、達成率は一桁台で低迷中。再起に向けて思案中

昨年の10月初めに将棋ウォーズで初段に昇段した。しかし、その後4月の声を聞いても初段のまま。しかもこのところ達成率は一桁台で低迷中なのだ。一時期、達成率は6.5%まで落ちた。

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このままではいけない。

 

いつからなだらかな下降線が始まったかといえば、あれは忘れもしない、昨年の12月3日、三浦市で開かれた「第41回三浦三崎マグロ争奪将棋大会」に参加しなかったときからだ。三浦三崎マグロ争奪将棋大会は非常に楽しみだった。4年連続出場もほぼ間違いなかった(ちなみに当日申し込みでアマであれば誰でも参加できる)。ところがなんと、前日に会社の飲み会があり、いつもは1次会は(飲み放題などの関係で)2時間制で終わったら帰ることが多いのだが、その日はなぜか1次会が時間制限無しだった(渋谷の台湾料理屋にて)。料理もうまく話も弾んで終わったのが23時。すぐに帰って寝たのだが、完全に飲み過ぎ。翌日は、競技開始時間が10:00なのにも関わらず、起きたのがその10分前。遠い遠い京浜急行三浦海岸駅」にはとてもではないが間に合わず、参加を断念した。三浦三崎マグロ争奪将棋大会の4年連続出場が消え、そしてマグロブロック獲得も次回以降へ持ち越しとなった(ちなみにA級で優勝するとマグロ1本が贈呈される)。

 

と、昨年12月からずっと低迷しているわけで、何か対策を考えないと二段昇段は難しい。ただ、まずは1級降級を避けることが先決で、達成率が20%台に戻るまではとにかく一局一局を丁寧にやっていくしかない。

 

今年に入ってからは、さらに環境の変化があった。一人暮らしを再開したのだ! これまでは将棋の本を読んでいると冷たい視線?を感じなくもなかったが、それもなくなることになった。よーし、将棋の勉強が思い切りできる!

 

料理もやらなくては、ということでOisixオイシックス)に入会した。二段に向けてまずは栄養を取るぞ。

 

 

【将棋x大会】第41回朝日アマ将棋名人戦首都圏ブロック大会に出場、2連敗で予選落ち

朝日アマ将棋名人戦の首都圏ブロック大会に出場してきた。会場は浜松町のチサンホテル。

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この大会は4人が1グループとなって予選リーグを戦い、2人が決勝トーナメントに進出できる。最初4人が2名ずつのペアになり戦う。そして2局目は勝ったもの同士、負けたもの同士が戦う。私は負けたもの同士の戦いで敗れたため、3局目を待たずして予選敗退が決まった。2局とも良いところがなかったのがイタイ。2局目は自分の形(4六銀左急戦)に持って行けたのだが、途中、相手の角で飛金の両取をかけられてしまいこの時点で敗色濃厚になってしまった。

予選落ちしてしまったため、参加賞のタオル(加藤一二三作の詰将棋がプリントアウトされている)を片手に浜松町のチサンホテルから浜松町駅までとぼとぼと歩いた。

 

思い返せば2013年秋、将棋に興味を持ちはじめ、最初に出た大会がこの朝日アマ将棋名人戦の地区予選だった。当時は首都圏ブロック予選ではなく東京都予選だった記憶があるのだが、記憶違いかもしれない。会場ははっきり覚えている。有楽町マリオンだ。

会場に行く途中「あれ、王手をかけたときは王手って宣言するんだっけかな」とかとぼけたことを思っていた。そして、有楽町マリオンに到着。上層階(11階だったと記憶している)で受付。将棋大会独特の雰囲気が漂っている。会費を払ったのち、くじを引く。くじで引いた番号の席に座る。私の対局相手はまだ来ていなかった。開始時間数分前だったろうか、対局相手がようやく着席。少し俯き加減で、顔をちらっとみると鋭い眼光を放っていた。彼の知り合いだろうか、彼に声をかけていく人がいたが、彼はうなずくだけだった。

わたしの将棋人生は華々しくスタートするはずだったのだが、その最初に対局した相手にコテンパンにやられた。当時はまだ将棋を学び始めたばっかりで、先手の棒銀戦法のごく基本的な定跡を覚えていただけだったのだが、実際はわたしは後手番で、かまわずうっすら覚えていたその棒銀戦法でいったら、持ち駒に歩が無くなり、序盤戦ですでに打つ手がないという悲惨な状況になった(そういう状況にさせられた)。相手の持ち時間はほとんど減らずに自分の持ち時間は減っていく。そして盤上の状況はますます不利になって、あっという間に負けてしまった。会場を見渡すとまだ対局が終わったペアはいないようだった。負けた悔しさというよりも、全く将棋にならずに対局相手に申し訳ないという気持ちがこみ上げてきた。

後で分かったのだが、対局相手の彼は奨励会三段リーグで戦った経験のある人物だった。最初に対局した相手が奨励会三段リーグ経験者だったとは、最初につきあった彼女が石原さとみだったという状況に負けるとも劣らない衝撃だ。

まぁそのように不運な(あるいは幸運な)形で始まった将棋大会への参加だったが、 その4年後の2017年、同じ大会で同じように二連敗して敗退してしまった。

あの頃描いた、将棋の成長曲線にはまだ追い付いていない。

 

【将棋x大会】第41回朝日アマ将棋名人戦首都圏ブロック大会に出場予定

明日は第41回朝日アマ将棋名人戦首都圏ブロック大会に出場予定だ。

 

■第41回朝日アマチュア将棋名人戦 首都圏ブロック大会

  1日目 2017年11月19日(日)10:30開始(受付は9:30~)

  場所:チサンホテル浜松町

  資格:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に住んでいるアマチュア将棋愛好者

 

大会参加は5月の「小田原北条五代祭り将棋大会」以来だ。1勝目指してがんばるぞー。

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