藤井聡太棋聖が4連勝で王位獲得、史上最年少で二冠と八段。おめでとうございます
藤井聡太棋聖が4連勝で王位獲得、史上最年少で二冠となり八段となった。すごすぎる。封じ手がまさかの「同飛車大学」というのも盛り上がった。さてそんななか私は将棋ウォーズで7連敗中、1級の達成率が下落、65.4%となってしまった。しかもいつの間にか11,000局を超えていた。
藤井二冠はコロナ禍で対局がないときでも自分の将棋を見つめ直したそうだが、私はといえばコロナ禍で将棋ウォーズをだらだらとやってしまい1級に降級。自分の将棋が見つめ直せていない。
話は変わるが以前、将棋ウォーズでまさかの逆転負けを喫したときに独り言で「あぁ、おれの将棋人生が終わった」とつぶやいたところ、相方から「始まってもいないじゃん」と冷静につっこまれたことを急に思い出した。そうか、まわりから見たらまだ将棋人生さえ始まったいないのか。青空将棋大会で3勝賞はゲットしたことはあるのだけれど。まあ、将棋人生というにはいささか憚られるが、これからも将棋ライフを楽しんでいこう。
藤井聡太二冠、おめでとうございます。
【将棋ウォーズ】1級達成率が84.4%に回復、8月中に初段に再昇段したいところだ
将棋ウォーズで8月の初めに1級に降格して達成率が19.9%になってしまったのだが、その後順調に84.4%まで回復した。
「羽生の頭脳」「楽しい詰将棋入門(米長邦雄)」「女流棋士 山口恵梨子ちゃんねる」の三点セットで学んだ成果が早速出てきたようだ。さてYouTubeの「女流棋士 山口恵梨子ちゃんねる」では特に四間飛車を勉強したのだが、関連して「女流棋士 香川愛生チャンネル」のおすすめ動画
なんてのがリストアップされてきて、思わずじっくり視聴してしまって将棋のお勉強が中断したが、わが将棋人生に一片の悔いもない。
藤井総太棋聖といい、山口恵梨子女流棋士&香川愛生女流棋士のユーチューブといい、最近は将棋界は話題が事欠かなくて楽しい。そして今日は豊島竜王への挑戦権をかけた挑戦者決定三番勝負の第一局があり、羽生九段が丸山九段に敗れた。読売竜王戦公式ツイートによれば、羽生九段の昼食はあの「ほそ島や」の「ざるそば」だったそうだ。「ほそ島や」といえば、私が将棋会館道場に通っていたとき(最初は8級だった)に、手合い係に「昼食行ってきます」と声をかけた後、いつも向かった蕎麦屋である。今日は何そばにしようかなと迷うのだが、なぜかいつも中華そば&カレーセットを頼んでしまっていた。四間飛車にしようか三間飛車にしようか迷いながら向かい飛車にしてしまうような感じである(よく分からない例え)。ちなみに「ほそ島や」の中華そばもレベル高くおいしい。
【YouTube】女流棋士 山口恵梨子ちゃんねるにチャンネル登録してみた
将棋ウォーズが初段から1級に降級して失意の底に落ちた三連休、気を取り直してYouTubeの「女流棋士 山口恵梨子ちゃんねる」にチャンネル登録してみた。山口恵梨子女流棋士が将棋の初級者向けに解説してくれるYouTubeチャンネル。第1回は「初心者でもできる!形勢判断のポイント&具体的なやり方」。
形勢判断は、駒の損得、王の守りの固さ、攻めのスピードの3つを総合して判断する。言われてみるとその通りだが、こうして構造的に言語化してもらえるので分かりやすかった。そのなかの攻めのスピードを判断する方法として「ただで取られない王手までの手数を相手と較べる」という基準を提示されていた。新たな学びである。
この夏、「羽生の頭脳」「楽しい詰将棋入門(米長邦雄)」「女流棋士 山口恵梨子ちゃんねる」を軸に学んで、将棋ウォーズ初段に復活したい。
【将棋ウォーズ】2020年夏、将棋ウォーズでまさかの1級に降格
梅雨が明け、夏らしい日差しが戻った8月1日(土)。新型コロナウィルスの東京新規感染者数が472人、過去最多を更新したが、それを上回るニュースをつくってしまった。将棋ウォーズでまさかの1級に降格してしまったのである。
達成率が0.6%だったので、あと1敗は大丈夫かなと思ったが甘かった。それにしても1級の達成率が19.9%になったが、こんなに下がるのだったっけ?
前回1級降級したのは2018年夏。2年という時を経て、また同じアヤマチを繰り返してしまった。悔しい。また初段に這い上がってやるぞ。
【定跡】横歩取りでおさえておきたい△4五角戦法
横歩取りをたまにやるのだが、相手が△4五角戦法をやってきたときの受けが思い出せなかったので、まとめることにした。若き日の谷川浩司九段を相手にしていると思って学習しよう。
これである。後手は、飛車取りをかけながら△6七角成を狙っている。飛車をどこかに逃がすとしてどこに逃がすんだったっけな?というところで迷ってしまった。定跡では▲2四飛と逃がすのが正解のようだ。覚えておこう。
ここで後手の指し方は2通り。
- 狙いの△6七角成
- 守りの△2三歩
である。それぞれ見ていこう。
△6七角成の場合
この受け方を知っているかどうかが大きなポイント。うまく対処すれば大事には至らない、いやむしろ先手が有利になる。正解は、▲同金だ。え、そうすると8八の銀が後手の飛車にただ取られて飛車に成られる(△8八飛成)けどいいのか。いいのである。
いやいやこれなんか先手危なくないか、という局面だ。この局面だったら、将棋ウォーズの初段達成率10%前後の私は、守らなきゃ守らなきゃと思ってしまう。しかしここは乾坤一擲(というか定跡らしいのだが)、▲2一飛成である。攻めすぎじゃないのか? しかも2二に歩を打たれて2一の龍が閉じ込められないか? さらに後手の龍が2八の銀を虎視眈々とねらっているが大丈夫だろうか。
ここで後手は△8九龍。対して先手は▲6九歩。
金底の歩は「岩より固し」と言われるが、金の下の下の歩のため若干の不安。そこで後手はといえば△5五桂。いじわるな感じ。それに対して先手は6八金。はからずも金底の歩となる。
そして後手は、、ここまでくると本当に後手がその通り指してくれるかどうかは未知数なのだが、定跡どおりいくと、△6七銀なのである。ここで先手はいぶし銀な手、▲5八金寄とする。
なんだか少し落ち着いたような。
△2三歩の場合
さてここに戻って、ここで△2三歩の場合を考えてみることにしよう。こちらが定跡である。
ここでどうするか。先手は飛車を逃がすのか。いや、ここは▲7七角である。
ここから、△8八飛成(ほんとにこうくるか?)、▲同角、△2四歩、▲1一角成、△3三桂、▲3六香となる。
今は覚えられても、時間がたつと忘れそう。実戦でここまでくることはあるだろうか。仮にあったとしよう。「将棋戦法事典100+」という冊子によれば、このあとは、
- △6六銀
- △8七銀
- △3六同角
などの点が有力のようだ。
新型コロナがなければ東京オリンピックが開幕するはずだった。池の中では亀と鯉が競泳
藤井新棋聖誕生の興奮もさめやらない7月だが、新型コロナがなければ東京オリンピックが開幕するはずだった。残念でならない。
* * *
近くの公園の池の中の、水泳が得意な生物たちも、いてもたってもいられないようで、競泳を始めた。参加することに意義があるとはいいながら、生物たちは頂点を目指してたたかっているようだ。この日は20メートル自由形の決勝がおこなわれていた。決勝にコマをすすめた精鋭たち。伏兵の亀が好スタートを切りトップをキープ。優勝候補の鯉は、スターターが台に上がったときに、えさをくれる人だと勘違いして、口をぱくぱくしている間に出遅れた。
今大会人気ナンバーワンのカルガモは、その優雅さが裏目に出て、戦線離脱した。種目が自由形にもかかわらず、亀はセオリーを無視して平泳ぎで勝負をしている。大幅にリードしていた亀だが、鯉の猛追にあって優勝争いは僅差に。さあ、どちらが優勝なのか?
写真判定の結果、亀の勝利! 金メダルおめでとう。
藤井総太七段が棋聖獲得、史上最年少の17歳11か月。色紙には「探求」
おとといの話にはなるが、藤井総太七段が史上最年少の17歳11か月で棋聖を獲得した。本当にすごいの一言しかない。一夜明けて、関西将棋会館で開かれた記者会見では、「探求」という文字を書いた色紙を掲げた。将棋をまだまだ「探求」してますます強くなるのか、恐れ多い17歳だ。
ちなみに藤井棋聖は、あした7月19日が18歳の誕生日である。マッチこと、われらが近藤真彦さんと同じ誕生日である(当然ながら歳はちがう)。そのマッチと将棋に何かつながりがあるのか調べていると、サンスポの記事の中で「二十歳のころ」という特集でマッチのメッセージがあった。
【二十歳のころ 近藤真彦(4)】高級タイヤ40万円を工面した黒柳徹子さん伝説 (1/3ページ) - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
二十歳くらいの人たちに伝えるとしたら、たくさん失敗した方がいい。芸能界で活躍したい人もいれば、将棋で頂点を目指す人や東大を出て官僚になりたい人もいるだろうけど、どの分野でも失敗は大事。学校の教科書では学べないことを、社会が教えてくれる。僕もたくさん失敗して、今があるからね。
藤井棋聖は、17歳にして将棋の頂の一つを登ってしまったのだ。